【六本木QMA大会】定員・抽選の話

※2009/02/22の大会についてはこちらの日記をご覧ください

  • 定員32人の理由

簡潔に述べると「店長さんの決定」です。

約2年前の前回の大会は当時の店員さん主導で行われました。
そのときは8台あったQMAのうち4台を止めて、残りの4台のみを使用しました。なぜそういう判断になったのかは分かりませんが、観覧スペースはやや余裕ができました。
今回の大会では、8台すべてを使わせてほしいという要請を出しておきました。レイアウト変更に関しては、頼んだのは「今ある8台の配列を変えずに平行移動してほしい」ということ。それ以外はお店に任せるしかありません。
8|7|6|5
ー+ー+ー+ー
1|2|3|4
こんな並びです。
当初は「周辺のゲームも一時的にストップして観覧スペースをつくってもらえる」という予定でしたが、大会当日の朝に行ってみると全てのゲームは稼働中でした。レイアウト的には、QMAの島とMFCの島をちょうど入れ替えたのみの状態です。QMAコーナーはカウンター近くになり、周囲がガラス壁に囲まれた状態になっていました。一か所に集まりやすいようにという配慮かと思います。
QMAの周辺には、MFCWCCFウイイレ・An×An・スタホといったゲームがひしめいておりどれも盛況です。そういったゲームを止めなかったのは、お店の経営判断としては妥当でしょう。せっかくの休日でしたから。
(周辺のゲームの中でQMAの客付きがいちばん低いと思われます。)

抽選で漏れてしまった皆様には申し訳ないのですが、この「定員32人」は大会運営側としては、上限かつぴったりの数字でした。
今回はルールを特殊にしたため、対戦前のジャンル形式選択に時間をとってしまいます。準決勝まですべて2試合ずつ並行して行いましたが、どの試合も最低10分を要しました。
参加人数を32人ちょうどにしたため、惜敗率処理などが無く上位2名がそのまま勝ち抜けとなるので進行は比較的スムーズに行えます。それでも、ルール説明と抽選から始めて4時間弱かかってしまいました。

また運営側としては、参加者の皆さんが大会に慣れていることが幸いでした。
面倒なルールも事前に理解していただいたようで、ありがたく存じます。
「対戦の入り順ミス」「ルールに反する出題」いずれも発生しませんでした。

  • 抽選にした理由

定員を32人に絞り込む方法はとても悩みました。
まず、「先着順」は私の判断で止めました。理由は、六本木という街の特性です。ボルテックスは六本木交差点のすぐ近くにあり、決して安全な場所とは言えません。昨年の有楽町モンタナ予選が同じく定員32人で開店前に締め切りになってしまったと聞いていましたので、受付は当日の開店後に時間を区切って行うことに決めました。
(話はそれますが、その前日の秋葉原があわや定員割れ寸前と知り、同日の坂戸も定員割れだったため人数の予測がまったくできませんでした。結局は59人の方がエントリーしていただき、見学に来ていただいた方も多数いらっしゃいました。賢竜杯予選ということもあり、すでに権利を持っている方が参加を控えたのもあるかと思います。「参加自重」という表現はあまり好きではないので避けたいのですが…。)

何らかの基準で32人に絞り込むということになりますが、その「何らかの基準」で大いに悩みました。
私はたとえば「当月(11月)の魔法石数」というのを提案してみましたが、「プレイ時間が取れない人が不利」「昇格試験中の人が不利」などの理由で引っ込めました。
運営スタッフみんなで悩みに悩んだ末、悩むのを放棄して出した結論が「抽選」です。
決してベストな選択だとは思っていません。ただ、よりよい選択肢が我々には思いつかなかったのです。
賢竜杯スタッフの方に「抽選でもよいでしょうか?」と申し出て、OKが出たときは「これで決まった」という安堵感と「これでよかったのだろうか?」という不安感が交錯しました。

結果として、遠征エントリー(東京・神奈川・埼玉・千葉以外)の方はほんの数名になってしまいました。遠征してきて抽選で漏れたときのリスクを考えれば当然のことです。
今回の賢竜杯予選は、前回と違い地域指定を撤廃しています。実際、私も呉羽・名古屋・青森まで必死こいて遠征しました。
そのコンセプトに反する選抜方法になってしまったことは、やっと今ごろ後悔しています。

次回予定:あの妙なルールはどうやって決まったのか?の話